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(道路)
保安基準 VBA

道路運送車両の保安基準 第4条の2(軸重等)と細目告示

道路運送車両の保安基準【2015.03.31】
         第4条の2(軸重等)
1 自動車の軸重は、10 ton牽引自動車のうち告示で定めるものにあつては、11.5 ton)を超えてはならない。
2 隣り合う車軸にかかる荷重の和は、
その軸距が 1.8 m未満である場合にあつては18 ton
(その軸距が1.3 m以上であり、かつ、1の車軸にかかる荷重が9.5 ton以下である場合にあつては、19 ton)、
 1.8 m以上である場合にあつては20 tonを超えてはならない。
3 自動車の輪荷重は、5 ton牽引自動車のうち告示で定めるものにあつては、5.75 ton)を超えてはならない。
ただし、専ら路面の締め固め作業の用に供することを目的とする自動車の車輪のうち、当該目的に適合した構造を有し、かつ、接地部が平滑なもの(当該車輪の中心を含む鉛直面上に他の車輪の中心がないものに限る。)の輪荷重にあつては、この限りでない。
道路運送車両の保安基準細目を定める告示
【2017.06.22】
『第一節』
【2017.06.22】
『第二節』
【2017.06.22】
『第三節』
第7条の3
(軸重等)
第85条の3
(軸重等)
第163条の3
(軸重等)
1 保安基準第4条の2第1項及び第3項の告示で定めるものは、別添 114「牽引自動車の軸重に関する技術基準」に定める基準(車軸の数が3である牽引自動車を除く。)及び次の各号に掲げる基準に適合する牽引自動車とする。
一 車軸の数が2又は3(駆動軸の数が1であるものに限る。)であること。
二 前軸にかかる荷重が10トン以下であること。
三 前輪にかかる輪荷重が5トン以下であること。
四 第5輪荷重を有するものであること。
道路運送車両の保安基準第2章及び第3章の規則の
適用関係の整理のため必要な事項を定める告示【2003.09.26】
第2条(軸重等)
1 平成5年11月24日以前に製作された自動車(隣り合う車軸にかかる荷重の和が増加する改造を行う場合を除く。)については、保安基準第4条の2第2項の規定は適用しない。
道路運送車両の保安基準の細目を定める告示【2015.03.31】
別添114(牽引自動車の軸重に関する技術基準)
1. 適用範囲
この技術基準は、牽引自動車に適用する。
2. 試験条件
2.1. タイヤの空気圧は、自動車製作者等が定める空気圧であること。この場合において、空気圧の許容誤差は±0.01MPaとする。
2.2. 試験自動車は、積車状態であること。この場合において、車両総重量の許容誤差は±2%とする。
2.3. 試験自動車は、第五輪荷重を負荷した状態であること。
3. 試験方法
3.1. 図1の試験用ステップ板の上を、速度5±1km/hで後軸の両輪が同時に当該ステップ板から離れるように、試験自動車を走行させること。この場合において、制動装置を作動させてはならず、また、被牽引自動車を連結した状態で試験を実施する場合にあっては、図2の軸重減少側第3ピークの計測終了までに、ステップ板の上に被牽引自動車のタイヤを乗り上げさせてはならない。
3.2. 後軸の両輪がステップ板を離れる前後における後軸の動的軸重の振動波形を測定し、軸重振幅-時間線図を記録すること。この場合において、軸重振幅の測定精度は±3%以内、時間の測定精度は±0.1秒以内とする。

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保安基準第4条の2別添114図1

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保安基準第4条の2別添114図2
4. 判定基準等
4.1. 判定基準
4.2.及び4.3.の式により算出される減衰比及び周波数が次の基準に適合すること。なお、周波数が2.0Hzを超える場合は、本技術基準に適合しないものとする。
(1) 周波数が1.5Hz未満の場合、減衰比が0.1以上であること。
(2) 周波数が1.5Hz以上2.0Hz以下の場合、次の基準に適合すること。
h≧0.2×f-0.2
h:減衰比
f:周波数(Hz)
4.2. 減衰比の算出
減衰比は、次の式により算出する。この場合において、減衰比は、小数点以下2位未満の数値を四捨五入して得た数値とする。
h=(h1+h2)/2
h1=1/2π×ln(A1/A2)
h2=1/2π×ln(A4/A5)
h:減衰比
A1:落下後の増加方向の軸重振幅ピークの第1番目の値
A2:落下後の増加方向の軸重振幅ピークの第2番目の値
A3:落下後の増加方向の軸重振幅ピークの第3番目の値
A4:後軸接地後の減少方向の軸重振幅ピークの第1番目の値
A5:後軸接地後の減少方向の軸重振幅ピークの第2番目の値
4.3. 周波数の算出
周波数は、次の式により算出する。この場合において、周波数は、小数点以下2位未満の数値を四捨五入して得た数値とする。
f=(f1+f2)/2
f1=1/(T2-T1)
f2=1/(T5-T4)
f:周波数(Hz)
T2-T1:A1~A2の時間(秒)
T5-T4:A4~A5の時間(秒)